男性審神者に人気のある刀剣男士調査の結果及び順位と勝手な所感
- はじめに
- 1:2021年3月14日現在に実装されている刀剣男士(96振)の順位
- 2:短刀内ランキング(2021年、3月14日実装時点)
- 3:脇差内ランキング(2021年、3月14日実装時点)
- 4:打刀内ランキング(2021年3月14日時点)
- 5:太刀内ランキング(2021年3月14日時点)
- 6:大太刀内ランキング(2021年3月14日時点)
- 7:槍内ランキング(2021年3月14日時点)
- 8:薙刀内ランキング(2021年3月14日時点)
- 9:初期刀内ランキング(2021年3月14日時点)
- 10:政府刀内ランキング(2021年3月14日時点)
- おわりに
はじめに
この度Twitterにて、「男性審神者に人気のある刀剣男士調査」という題目でアンケートを取らせて頂きました。チトセと申します。男性審神者の皆様、ご回答への協力ありがとうございました。ありがたいことに1000人の方にご回答いただけました!※1
「刀剣男士の好きにも色々あるでしょ、性的な意味とか可愛いから好きとか、最初からずっと一緒だから好きとか」というコメントも頂いておりまして、色んな意味合いも含めての「好き」の調査ということで、今回は複数回答可という形式でアンケートを取らせて頂きました。
色んな観点から見た「好き」を含めての調査結果及び順位だと捉えて頂ければ幸いです。では、以下が結果になります。勝手にコメントを付けているので、不要な方は表のみをご覧になっていただければと思います。
1:2021年3月14日現在に実装されている刀剣男士(96振)の順位
所感:蛍丸、強し。実はアンケートを取り始めた最初はみっちゃん(燭台切光忠)と鶴丸がツートップを独占して走っていました。しかし途中から三日月おじいちゃんが追い上げてきたと思ったら、後半は他の追随を許さない形で蛍丸が爆走。アンケート終了までの数時間までずっと首位を走り続けていました。
見た目が唯一のショタ大太刀ということもあってか、全体の回答を見ていてもちっちゃい子好きの方に限らずガチムチが好きな方なのでは?という方も回答に入れていたのが印象的でした。
2:短刀内ランキング(2021年、3月14日実装時点)
所感:薬研藤四郎にかかったら男も女も関係はない。正直薬研くんがここまで男性人気が高いとは思っていませんでした。可愛い系が好きな人であれば乱ちゃんや五虎退ちゃん、正統派であれば愛染くんや厚くん、という身勝手な先入観があったせいでしょうか。薬研藤四郎、恐ろしい短刀…と集計をしながらしみじみ思うに至る結果でした。
3:脇差内ランキング(2021年、3月14日実装時点)
所感:肥前君が予想外に食い込んできた。ばみちゃんこと骨喰藤四郎は回答受付中の間もずっと男性人気が高い男士であるとのご意見は寄せられていたので1位なのは想定内でした。クールな顔面美少女だもんね、わかります。鯰尾も同様でしょう。しかし肥前くんが3位なのは以外でした。
「飯は食う専門」なちょっとぶっきらぼうでニヒルだけど放っておけない感じがやはり男性の審神者の方にも刺さったのでしょうか?弟属性?元主(岡田以蔵)ブースト?理由は様々かと思いますが個人的には以外な結果でした。
4:打刀内ランキング(2021年3月14日時点)
所感:お前じゃなかったらどうしようかと。刀剣乱舞のサービス開始初期から男性人気と言えば同田貫正国、というイメージがありましたが、サービス開始から6周年を迎えてもその人気は衰えていなかったようです。男性人気といえば「同田貫正国に蜻蛉切」という女性ユーザーから見た男性人気のイメージは変わっていないようで少し安心しました。
5:太刀内ランキング(2021年3月14日時点)
所感:さすがは刀剣乱舞の顔。アンケート開始当初は2位の鶴丸、3位の燭台切光忠がツートップを走っていましたが、やはりそこは6年刀剣乱舞の看板であり続けたのは伊達ではない、ということか中盤以降は蛍丸に続きコンスタントに票が入り続けた男士でした。
個人的には、割と最近の実装にも関わらず山鳥毛さんが5位にまで食い込んだのが以外な結果でした。まあ見た目も格好いい上にCVが井上さんには男女問わず抗えないものなのかもしれません。
6:大太刀内ランキング(2021年3月14日時点)
所感:蛍丸、やはり他の追随を許さない。他の大太刀メンツに比べてもやはりぶっちぎりの票差が印象的でした。小さい身体でデカイ得物を振り回すというのはやはり男女問わずロマンだよなあ、と思われる結果です。太郎さんと次郎ちゃんはほぼずっと同じ票数だったのですが、終盤でちょっとだけ太郎さんが追い抜く形でした。
7:槍内ランキング(2021年3月14日時点)
所感:1位がまさかの日本号!男性人気の二大巨頭といえば「同田貫正国と蜻蛉切」というイメージだったので、1票差とはいえ日本号が蜻蛉切さんに競り勝ったのは驚きました。CV津田健次郎にはみんな逆らえないのか?あるいは自信たっぷりで余裕のあるプライドの高いガテン系の男士、というのが稀有過ぎるからでしょうか。個人的にこの調査で一番驚いた結果です。
8:薙刀内ランキング(2021年3月14日時点)
所感:みんなお世話になったよね、岩融幼稚園。最近刀剣乱舞を始めた方でも岩融幼稚園をやっているのかは理解らないのですが、初期開始勢はほとんど岩融のお世話になった人が多いんじゃないでしょうか。それもあって納得の順位です。巴ちゃんと静ちゃんの票差が少し謎ではあります。入手率の差がそのまま出ているのでしょうか。
9:初期刀内ランキング(2021年3月14日時点)
所感:むっちゃん、強い。男性審神者の方の初期刀には陸奥守吉行が多い、というのは聞き及んでいたのですが、初期刀内ではやはりぶっちぎってむっちゃんが強かったです。元主も男性人気が高い方だからでしょうか。次点で山姥切国広ですが、この二人は初期刀内でも男性人気が高いと聞いていたので納得の結果でした。個人的には蜂須賀の票数が気になります。流石に黄金聖闘士に憧れた年齢層の男性ユーザーは少ないのでしょうか。※2追記
10:政府刀内ランキング(2021年3月14日時点)
所感:御前人気、凄し。2021年1月に実装された刀剣男士にもかかわらず3位に食い込んでくる!すごく意外な結果でした。御前は自分も含めて周りの女性ユーザーが次々沼落ちしていくのを見ましたが、それは男性も変わらなかったようです。上位三名はアンケート中ほぼデッドヒート状態で、正直誰が1位になるか最後まで解りませんでした。長義くんのもてあたが男性にも幅広く届いた結果でしょうか?長義くん1位おめでとう。
おわりに
以上(剣である白山くんは現状1振しか居ないので刀種別ランキングは省略しています)が男性審神者1000人の方から得た回答を元に出した全体、項目別の順位及びランキング結果となります。如何でしたでしょうか。
納得の結果、予想外の結果等々感じ方は個人によるとは思いますが、2021年3月14日時点の実装男士、全ての刀剣男士に必ず票が入った結果は個人的に嬉しい結果でした。ご回答頂いた男性審神者の皆様。回答は出来ないけれど、とアンケートの拡散に協力してくださった女性、あるいは人外、動物、いろんな審神者の方々。誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
愛されていない刀剣男士はどこにもいない!!!! ありがとうございました。
※1追記
このアンケートはTwitterというSNS上にてあくまで「男性審神者の方へのアンケート」として呼びかけたものであり、実際の回答者の性別を保証するものではありません。ご了承ください。
※2追記(3/14、16:54)
黄金聖闘士を連想させて男性向けのフックは強そうなのにな、という意味合いで書いたものでしたが、他作品を引き合いに出されることを蜂須賀虎徹のことを表面的にしか捉えていない、あるいは揶揄と捉えられた方もいらっしゃると知り、他意は無かったとは言えこちらの配慮が足りませんでした。重ねますが、蜂須賀虎徹及び聖闘士星矢を馬鹿にする意図は一切ございません。申し訳ありません。
2.5次元が地雷な女が映画「刀剣乱舞」を見てきた
タイトルの通りである。
私は2.5次元が地雷である。どれくらい地雷かと言えば最初に舞台化が決定した時にはツイッターで発狂してフォロワーにその様を半ばエンターテイメントとして眺められていたぐらいには地雷なのである。見たくないし耳にしたくないという理由でステやミュ等の公式アカウントは自衛ブロックをしている。
関係無いが初期刀は加州清光、審神者歴4年目の女である。(思い入れのある刀剣男士はまだいるがここでは割愛する)
そんな女が実写映画「刀剣乱舞」を見てきた。
理由は色々ある。2.5次元に興味のない人が絶賛していたこと。脚本がかの有名な小林靖子であったこと。しかし最大の理由は「衣装に正絹を使っている」という旨のツイートを見かけたことであった。
2.5次元化における最大のネック(だと個人的に思っている)はどうしてもコスプレお遊戯会的なものになってしまう、という個人的な偏見であった。2次元のディテールを3次元で再現するのが難しいのは理屈としては理解しているが、どうしても生身の男がちゃちい再現衣装を着てなんかやってる、という印象が2.5次元にはあったのだ。
それが「衣装に正絹?????それにベロアをふんだんに使っている?????(ベロア素材の話はフォロワーから聞いた。)」と脳が混乱し、「その衣装を見るためだけに映画に行かねば」と次の瞬間に審神者の女は思った。
そして本日行ってきた。
ここから先はネタバレがあるので理解した上で読み進めて欲しい。
良い点はすごくある。
まず脚本がいい。小林靖子最高、ありがとうと五体投地をしたいぐらいである。
なぜなら現在、別ジャンルにてロリコンミソジニー脚本家による主人公への自己投影と脚本家の推しアイドルと同じ名前の女の子キャラをヒロイン的なポジションに持ってきて夢展開秒読み、挙げ句ガバガバ世界観の矛盾や各種キャラ崩壊等を支持する信者とアンチ愚痴垢といった脚本家が原因の地獄ジャンルの渦中にいる女なのである。
そんな中、話の辻褄を合わせ、考察のしがいのある歴史的解釈も持ってきて、なおかつキャラ崩壊がなく既存キャラを引き立たせる脚本。実にあっぱれである。やっぱ脚本家に実力があると話ってこんなに面白くなるんだな、と肌で実感したのである。
次に役者さんの所作である。
事前に「着物での所作がすごい」という評判を聞いていたし、実際に見る前には「三日月のすり足で走る所作を見てくれ(※意訳)」とフォロワーから言われていたため各シーンの所作に注目して映画に臨むことになったのである。
いや実際すごかったですね役者さん。
あのクッソ重そうな着物を翻して戦ったり走ったり胡座かいたりといった動作を自然に行っている三日月役の役者さん、すごいな・・・努力の賜物なんだろうな・・・というのが映画の端々に見て取れる。殺陣もすごかった。皆ぐりんぐりん動くのでちょっと酔いそうになった。
そして映画を見るきっかけであった衣装である。
金のかかった服サイコ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!
というのが見た直後の感想である。陽の光を浴びて綺麗に輝く正絹!!!!!安っぽくないベロア!!!!!!ペラペラじゃなくて重量感がありそして質の良さそうな山姥切国広の布!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
衣装に金を掛けている映画は最高ということを私はHIGH&LOWで学んだ女である。それだけで個人的な映画「刀剣乱舞」への偏見はだいぶ薄れた。
あと幼女審神者が可愛かった。私はふええ系の足手まとい守られ恋愛脳で意志のない女性審神者がめちゃくちゃ苦手な女だが、そういうのを出さずに老人審神者からの代替わり&庇護するべき象徴として幼女審神者を出した采配に感謝をしたい。あの幼女審神者は守るべき歴史と未来の象徴なんだなあとしみじみ思わせられる。
と、ここまでだいぶ映画「刀剣乱舞」の良い点を挙げてきたが、やはり個人的にはネガティブな感想もある。以下の内容には賛否両論どころか否しかないと言われればそれまでだが、個人の感想でありそういう意見もあるだろう、と思って欲しい。
自己語りですまないが、私には刀剣男士は2次元で存在しているが存在していないからこそ最高なのである、という大変歪んだ持論がある。2.5次元に拒否反応を示す理由もそこにある。2次元で最高に美しく完成した存在を何故3次元という生身の男に落とし込まねばならないのか?何故?????あの美しい立ち絵と声優による声帯で出来たものこそが刀剣男士の完成された最高の美しさであるのに????
映画「刀剣乱舞」、確かによかった。良い点はいっぱいある。しかし、私の2.5次元への拒否感を払拭するには値しなかった。
やっぱ短刀と脇差を成人男性が演ってるのは見てて辛いものがあった。ヒゲの剃り跡とか、たくましすぎる太ももとか。個人的は一番不動くんがコスプレ感が強くて拒否感があった。イラストに忠実といえばそれまでだが、ちょっと赤ら顔させすぎではないか?すごく浮いているように感じた。あと三日月の顎が割れてるのとやたら滅多に目立つ撫肩なのもちょいちょいチベットスナギツネ顔をする原因ではあった。ついでに鶯丸の髪型はやっぱ2次元じゃないと駄目だな・・・・と思った。映画のウィッグがすごくもさもさしている髪型にしか見えなかった。
結果的に、彼らは刀剣男士のフリをしている3次元の、生身の実在する男性だなあ、とやはり思ってしまったのである。
お遊戯とは言わない。演技は素晴らしかったと思うし、衣装も実写化するにあたって違和感の無いようにしていると思う。
ただやはり、彼らは刀剣男士ではないなあ、と思ってしまったのである。
しかし一番物申したいのはこれらではない。
映画で見知らぬ刀剣男士をお披露目するのは本当にやめてほしかった。
ということである。
刀剣乱舞の、原作に値するのはブラウザゲームである。映画、舞台、アニメ等はあくまでもメディアミックス作品である。たとえ原作のゲームがメディアミックスを前提に作られたおざなりなものであったとしても、原作は原作なのである。そこは揺らがない事実なのだ。
なのに、メディアミックス作品で新しいキャラクターをお披露目ってなんだよ。新刀剣男士、倶利伽羅江くんは、映画だけのオリジナルキャラクターなのか?分からないが、メディアミックスが先にあり、ゲームにあとから輸入されるというのが我慢ならない。
原作ゲームをおざなりにするのも大概にして欲しい。
原作であるブラウザゲームが焼きましのイベントを繰り返し、マンネリ化する一方で華々しく収益をあげ、広がっていくメディアミックス作品を見てきた。それでも原作はゲームであるのだから、きっとこの先、良い方に転がっていくに違いないと思いながらブラウザゲームを続けてきた。4年間も、である。
実際、ここ最近はだいぶシステム周りやイベント等も改善されて来たように思う。そう思えるまでに4年も掛かっているが。
内容は無いに等しいゲームである。ポチポチポチ脳死周回。それは日々プレイを続けてきて実感しているし、事実だとも思う。無味単調で変わり映えはない。しかしだからこそ、個人ごとの本丸で、それぞれ思い入れのある刀剣男士がいて、その本丸ごとの物語がある。
それが、「とある本丸の、とある物語」が成立している所以とも思う。
しかし、倶利伽羅江くんは映画で先に示されてしまった。どういうあり方でどういうふうに顕現して、どういう歴史を持っている刀なのか。それは彼の断片であったとしても、彼のその物語は映画で先に示されてしまったのである。
原作ゲームで彼と出会っても、彼は新しく私達と物語を紡いでいく存在ではない。
この先も、そういう刀剣男士が増えていくのだろうか。